役行者5

役行者はどんな風貌でどんな生き方をしたのか。

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奈良県葛城市當麻の当麻寺で、役行者像を見ることが出来る。
他にも役行者像はあるが、ここの役行者は一種異様だった。
眼光鋭い痩せた老人の姿だったと記憶する。
その姿にはイメージだけで作られたものではない、モデルがいた
としか思えない力があった。

この当麻寺は中将姫伝説で有名であるが、浄土宗と真言宗の
二宗で成り立ってる珍しい寺である。
当麻寺のサイト↓
http://www.taimadera.or.jp/

役行者はこの当麻寺と深い関わりがあるようで、開山の祖と
言われている。当麻寺の役行者像は彼の弟子と言われている
前鬼と後鬼が今も後ろに控えている。

この寺の四天王(重要文化財)は他にはない風貌で、整った
顔立ち、冷静さと知性をたたえた目、内に秘めたエネルギー
を感じる。この四天王は白鳳時代のものであるが、言い伝えに
よると、役行者が百済より飛来させたとある。

後に当麻寺は中将姫伝説で有名になる。
平安時代に藤原南家の姫君は、継母に虐待されるも恨みごとを
言わず、人々の心の平和を祈り写経をして暮らしていた
ある日二上山の夕景に阿弥陀如来の御姿を見て、導かれる様に
当麻寺を訪れる。そして尼僧となり阿弥陀如来のいる極楽浄土を
蓮織りで織り上げる。これが有名な蓮糸曼荼羅(国宝)である。
そして、尼僧となった姫は生きたまま極楽浄土へ旅立った...という
話である。

藤原不比等の子孫の姫が、大津皇子が眠る二上山の麓の
役行者縁の寺に導かれたというのも、なにやら因縁めいて
いる。折口信夫氏は「死者の書」で、大津皇子の処刑には
不比等が絡んでいるという考えを示している。

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