藤原宇合の妻
石上朝臣麻呂の娘が不比等の三男・宇合の妻となっている。
宇合は藤原氏式家の祖である。
宇合の母は蘇我氏の出、蘇我娼子である。
藤原氏と蘇我氏の結合の結晶である宇合に、石上朝臣麻呂
の娘が嫁ぎ子をもうける。
スポンサードリンク
長男は藤原広嗣、次男は藤原良継である。
つまり、藤原・蘇我・物部の血の融合である。
石上朝臣麻呂は不比等が天智天皇の後胤説をどう思って
いたのだろうか。
どうも、石上朝臣麻呂は不比等に対し一歩譲っている
ような所がある気がする。
持ち前の嗅覚から「この男を敵にしてはならない」という
危惧を感じたのかも知れない。
おそらくは不比等も同様だっただろう。
石上朝臣麻呂には忍耐と努力意外に、不思議に運も
ついて回っているようだ。石上朝臣麻呂を味方にして
おいて損はない。
どちらも食えない男であったのだ。
石上朝臣麻呂というのは優れた武術家でありながら、同時に
優れた政治家でもあった。
常に冷静に時勢を読み、感情に走らず合理的に事を処す
ことの出来る男だったようだ。
石上朝臣麻呂にしてみたら、不比等が後胤だろうと鎌足の
子だろうと、どっちでも良かっただろう。
世間が不比等を天智の子かも知れないと思っているなら
その様に振る舞うだけのことだ。それだけだ。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 石上朝臣麻呂1
- 役行者と不比等、この二人を目障りと思う人物。 また、この二人が胡散臭いと思ってい......
- 石上朝臣麻呂2
- 黒岩氏に「闇の左大臣」と言わせたこの男、 元の名を物部連麻呂という。蘇我氏との戦......
- 麻呂と不比等
- 石上朝臣麻呂にとって不比等は、何を考えているか わからない不気味な男だっただろう......
- 石上朝臣麻呂の人物像
- この人に注目した人はあまり居ないだろう。 黒岩氏の小説を読むまでは、人格のない影......
- 隠れ物部
- 石上朝臣麻呂の氏族、物部氏は既に一度滅んでいる。 しかし、物部は巨大組織のようで......
- 石上朝臣麻呂の人間性
- 石上朝臣麻呂という人物について語るものが少ない なかでも、一番多いのが狡猾且つ冷......
- 石上朝臣麻呂の野望
- 石上朝臣麻呂が本当に物部氏かどうか...という点でも 論争はあるようだが、取り敢......
- 石上朝臣麻呂と不比等の共通点
- 石上朝臣麻呂も不比等も官位は最下位からのスタートで、 頼れるのは自らの能力だけだ......
- 晩年の石上朝臣麻呂
- 石上朝臣麻呂が他界したのは717年、77歳であった。 そして、不比等が亡くなった......
